犬の手作りごはんはよくない?トッピングからはじめる犬の手作りご飯

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犬を飼っている人からすると、うちの子って“家族”も同然ですよね。私の家にもダックスフントが2匹いるのですが、最大限の愛情を注いでいます。家族であるため、一緒のご飯が食べたい、と思う方も少なくないでしょう。しかしドッグフード以外の食べ物をあげて、体調を崩してしまったらどうしよう、と不安を抱えているそこのアナタ。犬を家族として大切にしている方たちに向けて、犬の手作りご飯のはじめ方をまとめました。

犬の手作りご飯のメリット&デメリット

まずはご飯を手作りすることで、どのようなメリットがあるかを記していきます。飼い主だけではなくて、犬もおいしく食べられて、できるだけ健康に過ごしてもらいたいですからね!また、デメリットについても触れていきます。手作りご飯にする事で、犬の身体に良くも悪くも影響を与えます。だからこそ、デメリットもしっかりと把握して、あとから早めに対処できるように準備しておきましょう。

メリット①ドッグフードだけでは不足しがちな水分を取りやすい

ドライフードの場合、水分量が不足しがちです。犬は舌から水分を蒸発させて、体温調節しています。暑い夏場では、体温を下げるために水分をより多く消費するため、その結果、水分が足りなくなってしまうのです。また忘れがちですが、冬場においても気温が上がらず、飲水量が増えないばかりか、空気が乾燥しているため余計に脱水傾向となります。

鶏肉やカツオだし、昆布だしを取って、手作り食にスープとして混ぜこむことで、犬もおいしく水分補給できます。

メリット②新鮮な食材を摂取できる

 季節によって旬の野菜を取り入れることで、それぞれ必要になる成分の栄養素がとりやすくなります。また旬の野菜は、安価になるため手に入れやすいです。ぜひ、手作りご飯に活用してみてください。

デメリット①栄養のバランスを崩しやすい

ここからはデメリットを解説していきます。まず、素材選びによって、摂取できる栄養に偏りが出てしまいます。栄養バランスが傾くことで便秘や下痢、嘔吐、めやになどの症状が出てくることがあります。

デメリット②調理するのに時間と手間がかかる

野菜を湯でこぼしたり、肉や魚からだしをとったりするための手間がかかります。 

その対策として、飼い主のご飯から、犬のご飯を取り分けて作ることをおすすめします。食材を調理して味をつける前に、犬用の具材を取り分けてみましょう。必要であれば、そのあとにレンジで具材をやわらかくします。

飼い主のご飯をあらかじめ多めに作り、そこから取り分けて1回分ずつ冷凍するのもおすすめです。一回分ずつ冷凍しておくことで、さらにご飯の準備が早くできるようになりますよ。

手作り食スタート!まずは少量ずつから

・開始時は具材を少量ずつあげていきましょう。少量ずつ取り入れることで、犬の身体も拒否を起こしにくいです。少量であれば、症状が出た際も影響力が小さくなるため、少しずつ量を増やしていくことをおすすめします。

はじめにおすすめする食材は鶏肉!

鶏肉を茹でて煮汁ごとフードにかけてあげましょう。鶏肉を茹でることで香りが立ち、食欲をそそります。また、茹で汁ごとあげることで、流れ出てしまった栄養も残さず摂取できます。あるいは、鶏肉を茹でることにより、余分な脂を取り除けるため、肥満傾向のある犬には、脂を取り除いてあげると摂取カロリーを減らせます。

慣れてきたら、野菜も加えて

 鶏肉が慣れてきたら、湯でこぼした野菜にもチャレンジしてみましょう。根菜類は固めで消化に負担がかかるので、茹で時間を長めにしてやわらかくしましょう。固さに悩んだら、一度炊飯器で野菜を蒸し調理することをおすすめします。お手軽に野菜をやわらかくできますよ。

※はじめたばかりの頃は、食物繊維を多く含む野菜は控えましょう。犬がどれくらいの量や、固さであれば消化に負担なく摂取できるのか判断しづらいからです。

犬が食べられない食材&注意が必要な食材

犬が食べると中毒症状を起こしてしまう食べ物をまとめました。少量でも嘔吐や下痢などの症状が見られ、場合によっては死に至るリスクもあります。間違えてあげないように注意しましょう。万が一、間違えてあげてしまったり、落ちているものを拾い食いしてしまったり、食べてしまった可能性がある際は、早急に動物病院を受診しましょう。症状が出る前に対処をした方が、最小限の処置で済みますし、犬への負担も減ります。

中毒症状を起こしてしまうものダメな理由
・たまねぎ、にんにく、ねぎ、にら・有害物質が赤血球をこわしてしまう →血尿、下痢、嘔吐、発熱
・チョコレート・有害物質が原因で嘔吐、下痢、発熱、けいれんを引き起こす
・キシリトール入りのもの (ガムやヨーグルトなど)・低血糖や嘔吐、肝不全を起こす
・肉や魚の骨(犬がかみ砕けないもの)・胃腸に傷がつき、痛みや出血を伴う
・生の魚介類 (魚、いか、たこ、えび、かに)・ビタミンB1を分解する酵素がある →ビタミンB1欠乏症でしびれや麻痺を起こす
・ブドウ、干しブドウ・有害物質により腎不全を起こす
注意が必要なもの気をつけるポイント
・レバービタミンAのとりすぎ→食欲低下、関節炎 ・少量だけあげる
・ほうれん草(青菜)シュウ酸が多い→尿石症 ・湯でこぼしてあく抜きをする
・カフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶など)下痢、嘔吐、体温不調、尿失禁、多尿、てんかんの症状が出るリスクあり ・あげるのは控えましょう
・生肉有害な寄生虫や細菌がついていることがある ・加熱調理しましょう
・香辛料刺激が強い→肝臓に障害がでるリスクがある
・生卵(卵白)皮膚炎や成長不良につながることがある ・加熱調理するか、生食するなら全卵を
・煮干しや海苔マグネシウムのとりすぎ→尿路疾患 ・あげるのは控えましょう

参考文献:飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~

     環境省ホームページより引用

環境省_パンフレット「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」 [動物の愛護と適切な管理]

めざせ!理想体型!

みなさん、ボディコンディションスコア(=BCS)をご存じですか?犬の見た目と、触れた状態から体型を評価する指標です。

・理想体重=犬を触った時に、肋骨が触れる。

      過剰な脂肪がついていない

      上から見て肋骨の後ろに腰のくぼみが見える

      横から見て、腹部が足側に向けて吊り上がっているように見える

こちらのリンク先に詳細が乗っているので、興味がある方は参照してください。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/6.pdf

※手作り食を導入して、犬の体調を見ながら食材の種類や量を調節してください。

最初はハードルが高いけど、一緒のご飯が食べられるのはいいね!

人と犬は体の構造や、必要な栄養素が異なるため、はじめはわからないことだらけで不安もあるとは思います。けれども、犬と一緒のメニューのご飯を並べて、喜びを共有しながらご飯を食べられたら、とても幸せですよね!犬の一生は人よりも短い、だからこそ日々楽しみを共有しながら、一緒に過ごしていけたらいいなと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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